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こんにちは!今回もビジネスで役立つ思考法について学んだので、投稿していきます。
今回学んだことは、「具体」と「抽象」を自由に使いこなすことで、思考力がアップするということです。
では、具体と抽象の性質や種類、ビジネスでの活用効果や毎日できるトレーニングについて執筆していきます。
具体と抽象の性質
具体と抽象(※以下、具抽象)の関係には二つの性質があります。
①具抽象は相対的である。
一つ目は、具抽象の関係は相対的だということです。
例えば、「東京都」は「日本」から見ると、具体的です。
一方で、「新宿区」から見ると、抽象的になるのです。
②抽象→具体につれて、表現の数が増える。
二つ目は、抽象から具体に行けば行くほど、表現の数は増え続けるということです。
例えば、「寿司屋」は、①回転寿司と②回らない寿司(高級店)という具体にわかれます。
そして、①回転寿司は、⑴はま寿司、⑵くら寿司、⑶スシロー etc… と、さらに具体に分かれます。
この二つの性質が、「具抽象」の中で必ず存在するルールになっています。
具象化の関係性
次に具抽象の関係性について説明します。関係性は二つあります。
①具抽象は包含である。
一つ目は、具抽象は包含であるということです。
例えば「鯖→魚→動物」の中には、
「鯖」は「魚」の包含、「魚」は動物の包含という関係性が成り立ちます。
②具体同士関係性は抽象である
二つ目は、具体それぞれの関係性を一般化したものが、抽象だということです。
例えば、「客数」×「単価」という具体同士の関係性は「売上」という抽象表現へと一般化されます。
これらが、具抽象の関係性の種類です。
では、具抽象はビジネス上、そして実生活でどのような効果を発揮するのかを説明します。
具抽象の効果
具抽象の効果は二つあります。
①コミュニケーション能力の向上
一つ目は、コミュニケーション能力の向上です。
例えば、議論が噛み合わない際に、「具抽象は相対的だ」という性質を思い出してみます。
それによって、お互いがどの程度の具体の話をしているのかが共有でき、合意形成につながります。
また、たとえ話をしても、人が納得してくれない際に、例え話と伝えたい本質(抽象)の関係がずれていないかを確認します。
それによって、ずれていた場合は、さらに分かりやすい例え話を持ってくることができます。
②目標達成力の向上
二つ目は、目標達成力の向上です。
例えば、目標に向けて努力が続かない際に、日々の努力(短期目標)をより具体化します。
それによって、日々の努力から逃げる選択を減らせます。
また、自分の行動が目標に繋がっているか分からない際に、行動と目標の具抽象関係を整理します。
それによって、目標に向けた最適な方向を定めることができます。
以上が、具抽象の、ビジネス及び実生活での効果です。
最後に、具抽象のトレーニングについて説明します。
具抽象のトレーニング
具抽象のトレーニング方法は、自分が体験・見聞きした出来事を、常に抽象化してみることです。
例えば、新聞を読む際に、「居酒屋Aは、コロナで客数が減り、売上が落ちた」という記事を見て、それを事例Aとします。
次に、居酒屋BやCはどうなっているかという事例を見に行きます。
そして、事例B,CでもAと同じ現象が起きていれば、一般的に、居酒屋はコロナで客数が減り、売上が下がったという抽象化ができます。
このように、具抽象のトレーニングは時間もかからないので、明日から実践することができます。
終わり
以上が、具体と抽象の性質、関係性、そして実践の効果とトレーニング方法になります。
「具体と抽象」著:細谷功でさらに詳しく説明がされているので、思考力を鍛えたい方はぜひ読んでみてください!
ご視聴ありがとうございました!